岡山混声合唱団

　　　名誉団長　片山康雄

岡山混声合唱団は、昭和21年創立のNHK岡山放送合唱団を母体として発足し、今年で65周年を迎えている歴史と伝統を誇る合唱団です。日頃から地元岡山の皆様の絶大なご支援をいただきながら、合唱活動を続けておりますことを心から感謝している次第です。

　さて、今年は3月に東日本大震災があり、無残にも多数の被災者がいらっしゃることに、団員一同心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。私たちも被災者の方々へのお手伝いができないかと色々考え、歌を歌って、元気をだして早く復興されることをお祈りしました。それから、私たちは毎回元気で楽しく合唱活動ができていますことに感謝して、練習ごとに醵金箱を受付に置いて、ささやかですが寄付をしています。集まった寄付金は被災地にお渡ししてお役に立てていただこうと思っています。
　また、5年前の創立60周年を記念して毎年、社会奉仕の演奏会を計画、実施致しておりますが、過去慰問いたしました所は、特別養護老人ホーム「愛光苑」、岡山県少年鑑別所、総社市東公民館、総社市東小学校、済生会ライフケアセンター等で、大変喜んでいただきました。今後も毎年おこなうことにしています。その他、「岡山県合唱フェスティバル」「パリ祭in岡山」「東日本大震災復興応援合唱コンサート」等々で大変充実した日々を送っています。
　今年は岡山混声合唱団創立65周年を迎えます。65周年を思う時、知らぬ間に過ぎ去ったとはいえ、本当に長い年月だったなあと思いますし、現在も団員一同が歌い続けていますことを共によろこびあっています。
　65周年を記念して、シューベルト最後のミサ曲第6番をソリストや岡山フィルハーモニック管弦楽団の皆さんの協力を得て、荘厳なうちにも心に残る演奏をしたいと思っています。